食事制限なく何でも食べられるのは、幸せです。でも、齢とともにいろいろ制限が出てきます。
生活習慣病で、糖分・脂肪分・塩分・カロリーを制限されたり、手術後だったり、固いものが噛めない、呑みこめないなど、普通の食事が楽しめなくなることは、誰にでもありうることです。
もう2か月も前の朝日新聞(10月24日朝刊)ですが、ホテルのレストランが介護食を提供しているという記事が目にとまりました。
介護食というと、すべてお粥のようにやわらかくして色も悪そうなイメージがありました。みんなが普通食を食べてる脇で、ひとりだけそんな介護食を食べるのは、何だかみじめな気がします。だからといって、ひとり留守番というのもさみしいですね。
ところが、介護食が見た目もきれいで、味もおいしい、みんなと一緒に食べられるとなったら、食べる楽しみもひろがり、大げさにいえば、生きる喜びを取り戻したひともいるそうです。
下の写真は介護食。東京飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントのフレンチレストラン「
フォーグレイン」のHPから
グループの会食で、一人だけ違うものを食べるのではなく、同じ食材が食べやすい形できれいな盛り付けで出されたらうれしいですね。
特に外出がしにくくなった高齢の人にとって、ハレの日は雰囲気の変わるレストランでの外食ができたら気分転換になるし、楽しみが増えますよね。
予約が必要ですが、「塩分控えめに」とか「柔らかめに作って」などのリクエストにも応じるそうです。