船橋に住んでいても、知っているところはほんの一部です。
きょうのウォーキング犬散歩では、初めて歩くところで、珍しいものが見られました。
ホームセンターに車を止め、新興住宅地、田園の間や、古い集落の中を歩いて、グルッと回って戻ってくるという8キロメートルほどの散歩をしてきました。もちろんあずきも一緒です。
途中、中野木という地区を通った時、門に面白いものが飾ってあるのです。ヒイラギと藁で出来ていて、頭がとても大きく目玉も大きい。藁でできたしっぽも長い。それでいてユーモラス。
節分の時に、ヒイラギにイワシの頭を刺した魔除けが、玄関などにさしてあるのは見たことがあります。スーパーでも売っていましたよね。『節分鰯』というそうです。↓
「これは地区独特の『節分鰯』というヤツだな、それにしてもこのイワシの頭はデカくて立派だなぁ」と思いました。
しかも、古い集落の通りの両側には、どこの門口にも飾ってありました。
↓ 変な生き物?に睨まれて、掻いてごまかすあずき
↓ ポストの上も「魔除け」が・・・
↓ 「アソボッ!」
なんだろうと思って、帰宅後ネットで調べてみました。
船橋市中野木では、昔から「辻切り」という伝統行事があり、
船橋市の無形民俗文化財に指定されているそうです。
↑ 小さいけれど、きれいに手入れされている八坂神社
中野木地区の鎮守様である八坂神社の氏子たちが、悪霊や悪疫が村に入ってこないように、藁で作った2匹の大蛇を、近くの大木に巻きつけて、村を守ってもらうのだそうです。
現在は20軒の氏子さんが行事を続けているとか。
ということは、門口に飾ってあったのは、イワシの頭ではなくて、蛇だったんだ。どうりで藁のしっぽが長いわけです。
「歩く」と、健康にいいことはもちろんですが、こんな楽しいものにも出くわして、エキサイティングなウォーキングになりました。
↓ スーパーの前でおとなしく飼い主を待つワンちゃん