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心も空気も読める犬 イヌの知性って?
昨日(6月25日)の朝日新聞科学面に出ていた犬の社会性検証の記事からです。

1万5千年前から人間とともに生きることになったイヌ。身近すぎて動物学の立場からは研究が進んでいなかったそうです。サルやチンパンジーの研究・実験はいろいろありますけどね。ここ10数年イヌの知性や心の働きを調べる研究が盛んになってきました。



楽しい映像を見ている飼い主と、悲しいビデオを見ている飼い主のどちらを犬はよく見つめているでしょう?

京都大の藤田教授によると、落ち込んでいる飼い主より、楽しい気分の飼い主の方をよく見つめていた。それは楽しそうにしている飼い主の方が、遊んでくれそうなので好きらしいという結果が出ました。感情そのものを理解できるかどうかはともかく、顔の様子から飼い主の感情を読み取っているということです。


関西学院大学の中島教授の実験では…・
中身が見えない、餌が入った入れ物と、空の入れ物を見分ける実験。

チンパンジーは、人間が振って音がしなければ、「もう片方に入ってる」と論理的な判断ができるが、イヌはそういうのは苦手。イヌは人間が「こっちに入ってるよ」と指さして教えると簡単に理解するが、チンパンジーはうまくできない。
イヌもチンパンジーも群れを作る動物だけど、他者の顔色を見て心を読むような社会性はイヌの方が優れているかもということです。



京都大学の高岡講師の実験では・・・・
指さしでエサを教える実験中に、わざと間違った指さしをして混乱させるとどうなるか。

イヌは間違った指示をされたことに対し、誤ったことをする「人」を信じられなくなったのではないかと結論付けています。
「この人は信頼できる」 「この人はうそつき」と社会的な判断をしている可能性があるそうです。



あずきを見ていて、こちらの言うことがわかってるみたい、とか、顔色とか声の様子で嫌なことか楽しいことかわかるみたいと日々感じているので、「イヌの心」がもっと科学的にわかると面白いだろうなと思ったことです。
by sakura_nsmr | 2012-06-26 21:20 | ペット
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