教育基本法の改正案をめぐる審議が国会で始まりました。
与党案では「愛国心」という言葉をもろに出さず、「我が国と郷土を愛する態度」に変わっているけれど。
この国で生まれ生活していく中で、自然に芽生える「この国に生まれてよかったな」と思う気持ちと、与党が出した「我が国と郷土を愛する態度」とは、何か別物のようだなぁ。
お上から、「この国や郷土を愛しなさい」と言われ、愛さないと非国民なんて言われたらどうしよう。子供は大人をよく見てるからね。
戦争への反省から生まれた教育基本法なのに、また戦前に戻っていくってわけ?
人としてやってはいけないこと、自分を含めてまわりの人を愛することを教えたら、明文化しなくても、自分の国が好きになるんじゃないの?
郷土や国を愛せなんて、あまりにも漠然としててね、まず、大人が醜い利己的な生き方を改めることから始めないとね。お役人や会社の幹部から改めてもらおうか。
「隗より始めよ(かいよりはじめよ)」っていうじゃな~い。
ここまで書いてきて、ズボラーもあまり大きなことは言えないなぁと、穴を探してしまった。
一語一絵
郷土
ふらんす語 pays natal ペイ ナタル
paysは、国とか故郷、natalは、そこで生まれたと言う意味です。