勝手口の近くに植えてあるメドーセージが咲くと、決まってクマバチがやってきます。
ふつうのミツバチと違って、ズングリむっくり、黒くて羽音が大きいので、キッチンにいても来たのがわかります。
頭の周りをブンブンされると怖いほどですが、この2センチちょっとのクマバチはおとなしくて、めったなことでは刺さないそうです。
気忙しそうに蜜や花粉を吸っては、花から花を飛び回り、あっという間に去っていきます。しばらくするとまたやってくるのですが、いつも写真は失敗です。 いつか撮ってやるぅ!
というわけで、クマバチはイラストでごまかすことにしました。
クマバチはクマンバチといわれたり、スズメバチの別名をクマンバチと言ったりで、スズメバチと混同されているそうです。
死者が出るほど恐ろしいのはスズメバチで、花の蜜を吸うのはクマバチで、スズメバチとはまったく違うハナバチの仲間なんです。
リムスキー=コルサコフ 作曲の『クマバチの飛行』は、あの羽音を見事に表していると思います。
一語一絵
飛行
ふらんす語 vol ヴォル